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2007年07月29日

「失われた町」三崎亜記

71 失われた町(三崎亜記)評価3.5
失われた町

かくて月ヶ瀬の町の住民は消滅した。
消えた大切な人を思い残された人々が月ヶ瀬へと集う。
定期的に町の住民が消滅する奇妙な世界を描いた非日常小説。

相変わらず、三崎さんは奇妙な世界を説得力を持って描くのが上手だと感心。
変な世界の変なルールを楽しむことが出来た。
これまでの作品と違うなと感じたのは作品の中の人間関係。
これまではドライな印象だったけど、
今作が人のつながりを描いたものであるためかウェットな感じを受た。
これまでの人間関係のドライさが好きだったので少し残念な気するけど、
これはこれで新しい作風の生まれる予感も感じられ次回作に期待してしまったよ。
posted by 歯車 at 13:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 3つ星本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「愚者と愚者」打海文三

69 愚者と愚者 上下(打海文三)評価3.5
愚者と愚者 (上) 野蛮な飢えた神々の叛乱

内戦状態が続く荒廃した日本。
20歳になった海人は孤児部隊の司令官となっていた。
荒んだ世界で生きる少年と少女の成長物語。

「裸者と裸者」の続編。
海人が戦場の一兵士ではなく司令官になったためだろう。
戦術的な視点ではなく戦略的な視点で物語が進み、
前作で漂っていた戦場の臨場感や緊迫感がが若干薄れてしまった気がする。
それが少し残念。
けれど、相変わらず一気読みさせられるぐらいおもしろい。
続編が出るのが楽しみ。
posted by 歯車 at 12:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 3つ星本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「裸者と裸者」打海文三

67 裸者と裸者 上下(打海文三)評価4.0
裸者と裸者〈上〉孤児部隊の世界永久戦争

レイプ、強盗、人身売買が日常としてはびこる荒廃した内紛下の日本。
混乱の中で両親を失った海人は幼い妹と弟を養うため小さな手に銃を握った。
荒んだ世界で生きる少年と少女の成長物語。

ページを開いてその日のうちに一気読み。
文句なしに面白い。
海人やその周囲の人々が悲惨な状況の中でも温かい絆で結ばれているところが胸を打つ。
posted by 歯車 at 12:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 4つ星本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月16日

「マロリオン物語」デイヴィッド・エディングス&リー・エディングス

61 マロリオン物語1-5(デイヴィッド・エディングス&リー・エディングス)評価3.5
西方の大君主―マロリオン物語〈1〉

トラクとの戦いのち冒険の仲間たちは穏やかな日々を過ごしていた。
しかし、「新たな予言」が彼らを再び過酷な旅へと追いやる。
個性的な登場人物と軽妙洒落な会話で綴られた、
傑作ファンタジー「ベルガリアード物語」の続編。

このシリーズはキャラクターたちがいいですね。
彼らのおかげでかなり楽しめました。
本作は前回はほとんど舞台とならなかった東方諸国が舞台。
前作では少ししか出てこなかったマロリー皇帝も大活躍。
ますますベルガリアード物語のキャラクターたちに愛着を持ってしまった。
深く入り込んで読んでいたためか最終巻を読み終わったとき、
この仲間たちとの冒険が終わるのかと思い軽い喪失感を感じたよ。
でもまだ魔術師ベルガラスとポルガラは未読なのですんごい楽しみ。
posted by 歯車 at 21:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 3つ星本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「サマー/タイム/トラベラー」新城カズマ

59 サマー/タイム/トラベラー1,2(新城カズマ)評価3.0
サマー/タイム/トラベラー (1)  ハヤカワ文庫 JA (745)

これから話すのはただ単に、
ひとりの女の子が――文字通り――時の彼方へ駆けていった。
そしてぼくらは彼女を見送った。
ただそれだけの話だ。
大人になった主人公の目から語られる高校生たちのほろ苦い青春SF小説。


村上春樹的な後悔を滲ませた語り口は好みだったけど、
主人公たちの言っていることが電波で理解できなかったり、
ストーリーがあまり盛り上がらなかったためかあまり楽しめなかった。
キャラクターも立っているようで立ってなかったりといまひとつ。
ただSFマニアなら楽しめるかも。
主人公たちが集まる喫茶店が「夏の扉」だったりと、
そこらかしこにSFファンをにんまりとさせるフレーズが散りばめられているので。
へっぽこ本読みのぼくは全然わからなかったですけど。
posted by 歯車 at 21:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 3つ星本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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