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2006年04月27日

黄色い目の魚

・黄色い目の魚(佐藤多佳子) 評価5.0



海辺の高校で、同級生として二人は出会う。
周囲と溶け合わずイラストレーターの叔父だけに心を許している村田みのり。
絵を描くのが好きな木島悟は、美術の授業でデッサンして以来、
気がつくとみのりの表情を追っている。
友情でもなく恋愛でもない、
名づけようのない強く真直ぐな想いが、二人の間に生まれて―。
16歳というもどかしく切ない季節を、波音が浚ってゆく。
青春小説の傑作。
(Amazonより抜粋)


大当たりだった。

男の子と女の子の二人の主人公の成長を描いた物語。

内容は高校生の「boy meets girl」な物語でありふれたものなんだけど、
いいよ、いいよ、この本。
もうおもしろいのなんのって。
主人公二人の成長や気持ちの移り変わりが
互いの視点で交互に書かれることによってすんごく伝わってくる。
2時間30分。
一度も止まることなく読み続けてしまった。

主人公たちが成長していく姿がよかった。
遠回りしたり迷ったりもするけど、
最後には自分と向き合い少しずつ確実に成長していく。
読んでいて心地よかった。

もうひとつよかったのは懐かしさを感じることができたこと。
何かに打ち込める熱い気持ちだったり、
純真なまっすぐさだったり、
成長の過程で不必要になり捨ててきたものを
ひとつずつ拾い上げられた気がした。
おかげでいろんなことを思い出し、
気持ちの良い感傷に浸ることができた。

同じ作者の他作品「しゃべれどもしゃべれども」に匹敵する名作だった。
posted by 歯車 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 5つ星本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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