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2007年07月16日

「マロリオン物語」デイヴィッド・エディングス&リー・エディングス

61 マロリオン物語1-5(デイヴィッド・エディングス&リー・エディングス)評価3.5
西方の大君主―マロリオン物語〈1〉

トラクとの戦いのち冒険の仲間たちは穏やかな日々を過ごしていた。
しかし、「新たな予言」が彼らを再び過酷な旅へと追いやる。
個性的な登場人物と軽妙洒落な会話で綴られた、
傑作ファンタジー「ベルガリアード物語」の続編。

このシリーズはキャラクターたちがいいですね。
彼らのおかげでかなり楽しめました。
本作は前回はほとんど舞台とならなかった東方諸国が舞台。
前作では少ししか出てこなかったマロリー皇帝も大活躍。
ますますベルガリアード物語のキャラクターたちに愛着を持ってしまった。
深く入り込んで読んでいたためか最終巻を読み終わったとき、
この仲間たちとの冒険が終わるのかと思い軽い喪失感を感じたよ。
でもまだ魔術師ベルガラスとポルガラは未読なのですんごい楽しみ。
posted by 歯車 at 21:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 3つ星本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「サマー/タイム/トラベラー」新城カズマ

59 サマー/タイム/トラベラー1,2(新城カズマ)評価3.0
サマー/タイム/トラベラー (1)  ハヤカワ文庫 JA (745)

これから話すのはただ単に、
ひとりの女の子が――文字通り――時の彼方へ駆けていった。
そしてぼくらは彼女を見送った。
ただそれだけの話だ。
大人になった主人公の目から語られる高校生たちのほろ苦い青春SF小説。


村上春樹的な後悔を滲ませた語り口は好みだったけど、
主人公たちの言っていることが電波で理解できなかったり、
ストーリーがあまり盛り上がらなかったためかあまり楽しめなかった。
キャラクターも立っているようで立ってなかったりといまひとつ。
ただSFマニアなら楽しめるかも。
主人公たちが集まる喫茶店が「夏の扉」だったりと、
そこらかしこにSFファンをにんまりとさせるフレーズが散りばめられているので。
へっぽこ本読みのぼくは全然わからなかったですけど。
posted by 歯車 at 21:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 3つ星本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月04日

「チルドレン」伊坂幸太郎

58 チルドレン(伊坂幸太郎)評価4.0
チルドレン
常識破りで言うことはへんな屁理屈ばかり。
さまざまな視点から語られる陣内という男の姿。
伊坂幸太郎の描くさわやかな気持ちになれる連作短編集。

伊坂さんはキャラの造詣がうまいですね。
息苦しさを吹き飛ばすかのような陣内の発言や行動。
爽快な気分になれる。
スカッとしたい人におすすめ。
posted by 歯車 at 20:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 4つ星本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月03日

「老ヴォールの惑星」小川一水

57 老ヴォールの惑星(小川一水)評価4.5
老ヴォールの惑星
有機物はおろか液体の水の存在すら許さない−高温・高圧の星サラーハ。
水素大気の大嵐と超臨界水の渦の中で育まれた生命たちは
かつてヴォールが予見した星を探すことで迫りくる滅亡と抗っていた。
SFの名手が描いた珠玉の短編集。


どの短編も傑作揃い。
胸を張って人におすすめできる本。
表題の「老ヴォールの惑星」もよかったけど、
個人的に気に入ったのは極限状態を描いた「ギャルナフカの迷宮」と「漂った男」の2作。
「ギャルナフカの迷宮」は食料と水の乏しい脱出不可能な洞窟に放り込まれた囚人を描いた作品。
囚人が囚人を襲う洞窟の中で疑心暗鬼にかられた主人公がとった行動。
なるほど、たしかに人間の一面を鋭く捉えていた。
「漂った男」は事故で海しかない惑星に不時着した男がひとりぼっちで漂い続けるという話。
遭難ものといえばそうなのだけれど、主人公の置かれている状況が少し変わっていて、
たとえれば、口と耳だけで世界につながっている状態。
うん、わかりにくいね。
まあ、興味を惹かれた人はどうぞ。

ひさびさにすげいと思えた本だったよ。
posted by 歯車 at 18:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 4つ星本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月27日

「銃とチョコレート」乙一

55 銃とチョコレート(乙一)評価3.5
銃とチョコレート

名探偵ロイズにあこがれる下町の少年リンツ。
亡父に買い与えられた聖書が彼を冒険へと導く。
乙一が描くこどものための冒険小説。

せつなさは感じられない。
どちらかといえば黒乙一寄りな作品。
物語のはじめは退屈。
しかし半分くらいで予想外の展開をみせるので最後まで読めた。
作品としては楽しかったけど、
乙一ファンとしてはそろそろ白乙一のせつない作品が読みたいです。
posted by 歯車 at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 3つ星本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月20日

「ラスト・イニング」あさのあつこ

54 ラスト・イニング(あさのあつこ)評価3.5
ラスト・イニング

横手二中の瑞垣の目を通して語られるあの試合のあとの物語。
大人気青春「バッテリー」の続編。

バッテリーの最終巻にもやもやしていた諸君。
すぐさまこれを読もう。
あの試合の結果を知ることが出来る。
この本の主人公は横手中の策士だった瑞垣。
瑞垣は屈折しすぎている気がしてあまり好きじゃないんだけど、
それでも楽しく読めたのはさすがあさのさんっと言ったところ。
posted by 歯車 at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 3つ星本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月12日

「空色ヒッチハイカー」橋本紡

47 空色ヒッチハイカー(橋本紡)評価3.5
空色ヒッチハイカー

18歳の夏。
目標を見失ったぼくはすべてを放り出しキャデラックに乗り込んだ。
待ち受けていたのは、美人だけど口の悪い女の子。
一度きりの眩しい夏が始まろうとしていた。
個性的なヒッチハイカーとぼくとの交流を描いた青春小説。


橋本さんの文章ははじめて読んだけど、
村上春樹っぽい繊細な印象を受ける文体ですね。
長いドライブ旅行に行きたくなるようなすがすがしい物語でした。
主人公のモテモテぶりに軽く嫉妬も。
ただ気づいたら主人公が成長して話が終わっていた感じだったので、
もっときついエピソードとかあった方がおもしろかったかも。
posted by 歯車 at 09:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 3つ星本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「雪屋のロッスさん」いしいしんじ

46 雪屋のロッスさん(いしいしんじ)評価3.5
雪屋のロッスさん

調律師のるみ子さん、大泥棒の前田さん、雪屋のロッスさん。
さまざまな人々のさまざまな営み。
こころにじーんとくるショートショート集。


童話っぽい話が収められた本。
ほんわかしているのはいいけれど、
緊張感がある話のほうが好みなので合わなかった。
posted by 歯車 at 08:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 3つ星本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月29日

「階段途中のビッグノイズ」越谷オサム

43 階段途中のビッグノイズ(越谷オサム)評価3.5
階段途中のビッグ・ノイズ

先輩たちはふざけているだけ。
まじめに練習するのは自分以外誰もいない。
いつかバンドを結成し田高マニアに出ることを目標に
つぶれかけの軽音部で一年間ひとりでギターを弾き続けた啓人。
しかし、先輩が起こしたマリファナ事件のせいですべてがふいに!
啓人の田高マニア出場の夢はどうなる!!
廃部寸前の軽音部を舞台に4人の男子高校生が音楽を引き続ける青春小説。


ボーナストラックと同じすがすがしい青春小説。
バンドメンバー同士の友情が少しずつ育まれていくさまは心地よい。
ロックの名曲がたくさん出てきたけどクイーンの"We will rock you"しかわからなかった。
ぼくがもうちょっとロックに詳しければもっと楽しめたのになー。
残念。
posted by 歯車 at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 3つ星本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月18日

「空をつかむまで」関口尚

41 空をつかむまで(関口尚)評価3.5
空をつかむまで

昔、怪我した膝を抱えながら周囲と自分を騙し続ける雄太。
投げやりな態度をとる姫。
どんくさくて周りからうとまがれているモー次郎。
クラスの中で浮いた存在だった三人の少年たちがふとしたきっかけで
トライアスロンの大会に出ることに。
3人の少年が友情を育む様子を描いた青春小説。

トライアスロンを通してばらばらだった三人がまとまっていくっていう
ぼくの好きな青春小説の王道のような話なんだけど、
それほど感情移入できなかった。
懐かしさや少年らしい弾けた馬鹿さが主人公の三人にあれば、
もっとおもしろく読めたかも。
posted by 歯車 at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 3つ星本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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